17/07/2026
香美市物部町 旧上韮生村をゆく/旧槙山村をゆく
取材メモ3/6
2025年9月は竜串への取材があったり、大阪の友人に会いに行ったり、口内炎が猛烈悪化して入院したりといろいろあって行けず、回復してまもない10月9日から取材を再開。引き続き取材メモから。
■2025.10.9,11.19 根木屋
物部の山の上にある野久保を歩いていると、柚子農家のおんちゃんらに話しかけられて一時間近く話しこむ。物部はあちこちウロウロしていてもなかなか人に会うことがないので、話すだけで楽しい。
○物部の柚子は最高級品。料亭などで出てくるような庶民には食べることができないレベルの実を出荷している。加工品用ではないのでとても丁寧に実を採る必要がある。
○物部の柚子は山向こうの安芸と並ぶ歴史を誇るが、上記の理由で一般向けにほとんど出ていないから知名度が低い。
○転げそうなくらいの急斜面の柚子畑で栽培している。木の高さは2mあるかないかくらいに見える。昔はもっと高かったそうで、木の高さを低めにして実を採りやすくしてる。
○隣集落の岡ノ内までいくと寒くて柚子は育ちにくい。
○後ろの山にはツキノワグマがおる、見たことはないけんど。シカやイノシシ、サル軍団はよくでるけど柚子は滅多に喰わないので助かっている。
○山の上には阿波へと続く街道があって昔は青年団が整備していたが、そうした整備もなくなってしまった。
○谷向こうの発電所の上にある巨大な間伐地を指し、あのあたりはまだ林道があるから出せるばあマシ。地主に入るのは一本100円ばあかもしれんけど、ほとんどの山には道がないから出せずに終わる。なんのために植えたんやら。
○数十年前の山火事では谷向こうの発電所裏手の山がまるごと燃えて、消火活動に何度も出動したが何日も消えなくて怖かった。ここから見ると遠いが、火が迫ってくるように感じた。
○ここには5、6軒の家があるけど住んでいるのはわずか。天水田に引き込む水路の水はとっと向こうの谷から引いていて世話が大変。ほとんどの人は下から来ている。
○物部はどこも限界がきてる。高知まで一時間ちょっとでえいところなのに。昔は高知の花火も見えた。太平洋戦争では高知の町に焼夷弾が落とされるところも見えたらしい。
〇野久保に限らずだが、このあたりは古くは桑の栽培で、現在は柚子の栽培で生計を立てている。
○11月の一月で一気に収穫するからまたおいで。後ろの山は色づき、柚子も黄色くなり、ヘルプの人も含め少しだけ賑わう。
というわけで
●11月19日、押谷から落石だらけの険路に入り、途中猪らしき動物を見かけたりしながら野久保へ。写真はこのときの様子。1ヶ月前とはうってかわってなるほど人の気配があちらこちらにあった。
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#香美市 #物部村 #地域探索